小さな習慣 本レビュー|実際にやってみた効果と続いた理由

レビュー

「良い習慣を身につけたい」と思っても、気合いやモチベーションに頼ると、なかなか続かない。

そんな悩みに対して、“失敗しようがないほど小さく始める” という考え方を教えてくれたのが、書籍『小さな習慣』です。

数年前に一度読んだ本ですが、最近あらためて読み直し、実際に生活へ取り入れてみたところ、
運動習慣を2年以上継続できるようになり、日々の生活や仕事にも良い変化を感じています。

この記事では、『小さな習慣』の内容を踏まえつつ、実際に取り入れて感じたリアルな変化を中心にレビューします。

日々の生活をより良くするために、「運動」「勉強」「ブログ執筆」など、良い習慣を身につけたいと考えることは多くありました。

ただ、どうすれば“無理なく、毎日続けられるか” がずっと分からず、方法を探していた中で出会ったのが『小さな習慣』です。

数年前に一度読んだものの、最近あらためて読み直してみると、今の自分の生活や考え方に、より深く刺さる内容だと感じました。

『小さな習慣』で特に印象に残ったのは、「モチベーションは信頼できない」 という考え方です。

本書では、モチベーションが感情に大きく左右される不安定なものであることが説明されています。

疲れている日、気分が落ちている日、体調が万全でない日。

そんな状態の日ほど「今日はやめておこう」となりがちですが、これは意志が弱いのではなく、人として自然な反応なのだと気づかされました。

だからこそ本書では、モチベーションに頼らず、確実にできる行動を設定することが重要だと語られています。

『小さな習慣』の核となる考え方は、とてもシンプルです。

小さな習慣の考え方
  • 小さすぎて失敗するはずがない行動を決める
  • 毎日それを実行する
  • できたら、それをしっかり成功として認識する

本書の中では「小さな習慣に関しては“小さすぎる”は存在しない」と語られています。

目標が小さいことを恥ずかしく思う必要はなく、
達成できた自分をちゃんと認め、祝うことが大切だと強調されています。

私が日常で取り入れている小さな習慣は、次のようなものです。

毎日の習慣
  • 腕立て伏せを 1回だけ する
  • 本を 2ページ読む
  • ブログを進める(少しでもOK)

どれも「やろうと思えば必ずできる」レベルに設定しています。

やる気がある日も、疲れている日も、とにかく ゼロにしないこと を意識しています。

加えて、週2日の休みの日には「運動をする」という小さな習慣も取り入れています。

最初は「散歩でもOK」というルールで始めましたが、
続けていくうちに自然と距離が伸び、現在では 5kmほど走ることが当たり前になりました。

無理に頑張ろうとしたわけではなく、
「今日はこれだけやれば十分」と思える小さな一歩を積み重ねた結果だと感じています。

運動に焦点を当てて見てみると、次のような変化を感じています。

習慣化で感じた変化
  • 健康的に毎日を過ごせるようになった
  • 運動後は仕事の集中力が上がる
  • 「続けられる自分」という自己肯定感が生まれた

習慣が一つ定着すると、「他のことも小さく始めれば続くかもしれない」という前向きな感覚が得られるのも大きなメリットでした。

『小さな習慣』は章立てが細かく、1節ずつ区切って読める構成なのでとても読みやすいです。

私自身、読み直した際は、「1日に1節だけ読む」という小さな習慣を取り入れましたが、
無理なく最後まで読み進めることができました。

強いて言うなら、
ストイックな習慣を一気に作りたい人には少し物足りなく感じるかもしれません。
ただ、それは本書の欠点ではなく、あくまで思想の違いだと感じます。

こんな人におすすめ
  • 習慣がなかなか続かない人
  • 副業や勉強を始めたいけど一歩目が重い人
  • 生活を少しずつ良くしていきたい人

「今すぐ人生を変えたい」というより、
毎日を少しずつ整えていきたい人に、特に向いている本だと思います。

以下の通販サイトで、「書籍 小さな習慣」の取り扱いがあります。
※本記事は広告・アフィリエイトを含みません。

『小さな習慣』は、「頑張らなくても続けられる仕組み」を教えてくれる一冊です。

小さな習慣のポイント
  • モチベーションに頼らない
  • 小さく始める
  • 成功体験を積み重ねる

この考え方を知っているだけで、日々の行動に対するハードルがぐっと下がります。

本書では、今回紹介した内容以外にも、習慣を続けるための考え方や具体的な工夫が、分かりやすく丁寧に書かれています。

「何度も習慣化に失敗してきた」
「続けたいのに続かない自分を変えたい」

そう感じている方こそ、一度手に取って読んでみてほしい一冊です。

まずは今日できる いちばん小さな行動 を一つだけ決めるところから始めてみましょう。